地球温暖化防止対策を 2005.07.24
世界各地で異常気象
近年、世界各地で異常気象による大災害が頻発しています。産業革命以降、飛躍的に増加した人口、人間の生産活動、エネルギー消費等が多量の温室効果ガス(主なものは二酸化炭素(CO2))を生み、地球温暖化を加速させてきました。現在のまま地球温暖化が進めば、2100年までに平均海水面は約15〜95cm上昇するといわれています。
かけがえのない地球を守るために地球規模で温暖化を防止しようと地球温暖化防止京都会議が開かれ、1997年12月に京都議定書が採択されました。しかし各国の思惑が絡み合い、この議定書はようやく今年2月に発効しました。
これによって我が国は温室効果ガスの排出量を2008年から2012年の間に平均で1990年当時より6%削減することが義務づけられ、同時に地方自治体も区域の自然的・社会的条件に応じた温室効果ガス排出の抑制のための施策を推進することが責務とされました。
葉山町では
葉山町では地球温暖化対策実行計画を策定しましたが…
こうした状況の中、葉山町では2001年3月に環境基本計画を策定し、その中で大気汚染の防止に向け、地球温暖化対策として地球温暖化対策実行計画策定を位置づけ2002年3月にこれを策定し、現在に至っています。
この計画は平成18年度までの5年間で、葉山町の事務事業に関して取り組む削減目標を掲げています。そして全庁的な点検、評価を中間年である平成16年度と最終年である平成18年度に行うとしています。
ところがこの計画の進捗どころか現状の把握もできていないことが6月議会で判明しました。だれが考えても、現状の把握ができていなければ、そこから先、一歩も進まないということになってしまいます。
し尿処理はいまだに焼却処理!
葉山町では低公害車の導入や夏場の冷房温度を28度に設定する、いわゆる省エネに取り組むなどしていますが、町中で最も多くの温室効果ガスを排出していると思われるし尿処理施設は、議会での再三の指摘にもかかわらず、いまだに焼却処理をしています。日本中でし尿を焼却処理しているのは10ヵ所のみ、神奈川県ではもちろん葉山町だけです。
温暖化防止策のために、一刻も早く、別の処理方法へ切り替えるべきでしょう。下水道での処理が一般的と考えられます。
新築の保育園・教育総合センターには省エネ設備は無し!
現在、葉山町では多くの疑問の声が残る中、保育園・教育総合センターの建設に着手しようとしています。
しかし、この施設には太陽熱利用あるいは太陽光発電、それから屋上の緑化もない。そして雨水や中水の利用も一切入れられないということが明らかになりました。
葉山町地球温暖化対策実行計画には「行政が積極的に設置する必要がある」と書かれています。温暖化防止策に率先して取り組むべき行政の長が、コスト高を理由に防止策をとらず、京都議定書で示されている数値目標は、厳守していかなければならない。日本国民全体で考えるべき問題であるという認識の中で、できる限り、よりよき方法をさらに検討を加える中で対応を図っていきたいと述べるなど、無責任といわざるを得ません。
コストを言うなら保育園だけを建て替える等、工夫ができると思います。次世代の地球環境を前借して費やしている現状をよしとすべきとは思いません。一歩先をどうすべきか考えるのが政治ではありませんか?
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