葉山の海岸はこのままで大丈夫か 2005.11.07
葉山の財産、美しい海岸を保全する条例を
ここ数年来、夏の海水浴シーズンになるとお決まりの夜まで続く騒音や違法駐車に近隣住民は悩まされています。
昨年から作られた各海岸組合の自主ルールは、今年は事前に行政も加わった対策会議が持たれて、議論を重ねたこと、町職員によるパトロールを行ったこと、期間中時間を決めて清掃を行ったことなど、努力と改善のあとは見られます。しかし、結果として住民が迷惑を蒙っているというのは大きな問題です。
海岸は国民共有の財産であることからその管理は県が行っていますが、葉山町にとっての財産でもあります。葉山町として、今後どう捉えていくか。住民の方たちに最優先で楽しんで頂ける海であって欲しいと思います。
葉山町長は単なる行政だけの問題でなく議会も町民も大きな声として、一つの運動を展開する中でこの問題に対処して行かなければ解決は難しいのではないかと思う。特に海水浴場の使用の問題について、許認可は県ですが、県の許可を得れば何をやってもオッケーなのかと言う訳には行かない。
ただ行政だけの問題でなく葉山町全体として、一丸となってこの問題にぜひ対処して行きたいと私も思います、と答弁されました。
住民からは、苦情があっても警察と県と町とで、皆押し付けっこをしていると取られかねない状況が生まれています。それが葉山町民にとっては非常なフラストレーションなのです。
ですから、せめてその苦情をきちんと受け止められるようなバック、つまり、条例が必要と思います。その条例の中にはバーベキューとかキャンプ、あるいは夜間の花火の規制なども盛り込むべきではないかと考えます。
葉山町長は全く、そのようなことを進めて行かないとこの問題については根本的に解決する糸口が出てこないのではないかと思っており、職員ともそういった多角的な面からこの問題を捉えて、どう対処するのが最善の策か、もうすでに検討を始めているところです。
議会にもご協力を得ることがあろうかと思いますが、その節はよろしくお願いしたいとの答弁がありました。
車の乗り入れやジェットスキーの安全対策
砂浜に車を乗り入れること、あるいは浜や磯の近くでジェットスキーを走らせることは海岸の自然環境にとって好ましくないことは誰が考えても分かることです。さらにジェットスキーは年々大型化して危険が高まっています。
葉山町では海上保安庁、海岸監視員からジェットスキーを含むマリンスポーツを楽しむ方に対して安全を呼びかけているとのことですが、良好な砂浜と海辺の安全を守るために、車の乗り入れを規制し、人とジェットスキーとの住み分けをすることはできないものでしょうか。
葉山町長からはいろいろご提案がありましたけれども条例を作る以上は色々な角度から問題が生じてくる事項についてつぶさに検討を加えるべきであろうかと思います。従いまして、この条例化に向けてやはり議会と行政と一致協力して対応すべき問題じゃないかと思いますとの答弁がありました。
海岸清掃費用はやっぱり高くなってる?
清掃に関しては、平成3年以来、(財)神奈川海岸美化財団に委託していますが、それ以前より浜がきれいではなくなったという声も聞かれます。美化財団に委託する前年まで、町には県からの海岸清掃費の補助がありましたが委託後は無しになり、美化財団への委託費を県と町で折半することになりました。当時葉山町の海岸清掃費は財団に委託する前も委託後も変わりがありません。
ということは葉山町にとっては県費補助が入らなくなった分、県にとっては町に補助していた時より倍以上の金額が掛かるようになっているのです。この財団はサーフ’90を契機に県の音頭で相模湾沿いの13市町が参加して創設されて以来、理事のほとんどはいわゆる天下りの人事でした。
今は分権の時代です。それぞれに特徴のある海岸を有しているのですから清掃の仕方も一括の必要もないと思うのです。
葉山町長は前々から、この財団の問題については議論が出ておりまして、毎年その都度知事に強く申し入れを致しておりますと述べられました。改善が望まれます。
更新日:
