海岸遊歩道って 真名瀬漁港にもつくるの? 2007.11.19
始まりはマリンロード構想
なぜ、葉山の各海岸を遊歩道で結ばなければならないのか、「有機的に連携させ」(平成8年3月27日策定の葉山海岸整備計画資料「〜葉山マリン・ロード構想の実現に向けて〜」より抜粋)る必要があるのか。
当時、町議会で受けた説明によれば、森戸海岸堀内地区にどうしても下水道を布設しなければならないという緊急避難的な理由のために、そこに県の計画を持ってきて、遊歩道の計画として認めていただかなければならないという状況がありました。
下水道と遊歩道の融合。奇妙な取り合わせですが、通常では、許されない下水道の海岸利用ですが、遊歩道計画の名のもとに執行されたものです。

満潮時には波が来る
計画からすでに10年以上が過ぎ‥
その後、マリンロード構想は葉山町総合計画に位置づけられ、進められるはずでしたが、いまだに全体計画の説明など、一度も行われていません。実施計画にまで載せながら細かい計画は何もありません。
先日の総務建設常任委員会での調査でも、この間、検討すらされていないことが明らかになりました。最初の計画からすでに10年以上過ぎました。0(ゼロ)から見直すべきではないでしょうか?
真名瀬漁港の整備と合体し
一方、平成16年度に始まった真名瀬漁港再整備事業が国の制度変更で、真名瀬漁港再生計画となり、漁港施設だけでなく、遊歩道や休息施設などを建設することに。国土交通省の再生計画では、それによって、観光客の誘致を図れるというのです。
ちょっとの荒天ですぐに波をかぶるような所にです!この遊歩道ももちろんマリンロードの一部と位置づけられたものです。
そして集大成として昭和の散歩道へ
昨秋、町長は大正から昭和への践祚(せんそ)が葉山で行われたことにちなみ、4月29日の「昭和の日」創設を記念して事業をしたいとの考えを明かされました。その後、この記念事業を推進してほしいとする民間団体が商工会を中心として作られ、署名活動を展開し、7,200余の署名が集められました。以後、この事業は『民意』による要望とされています。
この記念事業のひとつである。皇室ゆかりの「一色の主馬寮跡地に記念公園を」という要望は町が取得すると決定した3分の1以外、残念ながら、国から譲渡される見込みは99.9%ないという状況です。
そして、もう一つの記念事業が、その主馬寮跡地を中心に「国際村までの4キロと鐙摺までの4キロに散歩道を作ろう」というもので、10年前に作られたマリンロード構想とドッキングした「昭和の散歩道計画」です。
葉山町長はこの計画はマリンロード構想、葉山海岸遊歩道計画の集大成としての事業であると議会答弁しています。

県が作った森戸海岸の散歩道
いつも砂がかぶっていて滑りやすい
やっぱり、疑問 誰のため?? 何のため??
10月末に「昭和の日」創設記念事業推進会から出された「昭和の散歩道」ルート案が一つの民意として議会に示されました。海ルート案では、一色海岸、森戸海岸にルートが描かれています。
町長は、「安全で安心して散策できるような魅力ある散歩道を整備するもの」と言われています。真名瀬漁港に作ろうとしている遊歩道は、すぐに波をかぶるような場所で決して安全な遊歩道とは言えません。国・県の交付金が出るとはいえ、約2億円もの巨費を投じる真名瀬の遊歩道。どれくらいの管理費用が必要か、いまだ明らかにしませんが、やっぱり誰のために作るのか疑問だらけです。このまま進めていいのでしょうか。
践祚 せんそ
天皇の崩御、あるいは攘夷によって皇嗣がただちに皇位を受け継ぐ事。皇位継承。(講談社 日本語大辞典)
主馬寮 しゅめりょう
明治以後、宮内庁に属し馬・牧場などの管理にあたった役所(講談社 日本語大辞典)
☞ 真名瀬漁港整備はこれでいいのか
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