Wing No.91 2008.07.28

平成20年度 補正予算(第1号)

予想に反して補正予算内容が小規模に留まったため、予算特別委員会は設置せず、本会議での審議となりました。また、審議の前日になって、突然、補正予算が撤回され、景観計画ダイジェスト版等の印刷代を抜いたものと差し替えになりました。町長は今後、このようなことがないように努力したいと述べられました。
主な内容は、町長、副町長及び教育長の給料の額を見直すための審議会委員の報酬・庁舎の省エネ対策として、白熱電球を蛍光球に交換する・町と提携する健康増進施設を利用する65歳以上及び特定保健指導対象者に対し、その利用料の一部を助成・花火大会・ふるさとひろば補助等。新規事業は、行政評価の本格的導入のためコンサルタント業者に支援業務委託・(仮称)主馬寮公園整備工事(全面的な整備は町が土地開発公社から買い戻す3年後)。9月議会に更なる補正予算が組まれると予想されます。

公共下水道 3系列目の処理施設工事

何故また日本下水道事業団に?

現在の公共下水道供用開始区域内の汚水量を処理するためには、3系列目の処理施設増設が必要になり、またも日本下水道事業団と6億5千万円の工事委託協定を締結する議案が提出されました。すでに稼動している2系列目と同様の設備を導入するものであり、町で設計・施工できないのか、納得がいきません。町には専門の技術者がいないというのが、事業団に委託する理由とのことです。

6月議会一般質問より 畑中ゆき子議員の報告

みんなの財産 海岸保全の管理条例を

夏の間は海を楽しむことができないと嘆く住民の方の声を多く聞きます。昨年から藤沢市では海の家の営業を夜8時半までとして、海辺の環境の健全化を目指しており、逗子市では今年、安全で快適な逗子海水浴場の確保に関する条例が議会で全会一致で可決され、即施行されたところです。
これまで町は、海岸は県の管轄であり、県の適正な管理をお願いするという対応に終始し、海の家の問題は手付かずのまま長い年月が経過してしまいました。海岸は町民全体の財産であることを考えれば、県にお任せするのではなく、町はみずから環境保全に取り組むべきであると考えます。町では毎年、海水浴場を開設し、海水浴客の安全を確保するため、ライフセーバーや救護員の常駐等に1,800万円余りを費やしています。海の家は、本来、海水浴客の休憩所、更衣所として、海水浴場の開設時間に営業していたものでしたが、今では夜11時まで、酒類の提供を主たる営業内容とするところもあり、本来の海水浴場施設とは大きくかけ離れたものになっています。
森町長は「逗子市でも、条例と海辺における営業等を含めたルールもあわせて成立しており、葉山にでも来年度の夏のシーズンに絶対間に合うように、関係者、近隣住民の方も含めた協議会を設け、条例化することを考えています。」と答弁されました。最近では、泊り込む者もおり、深夜に及ぶ車の行き来は近所迷惑だけでなく、飲酒運転も懸念されます。誰もが安全で快適に過ごすことができる海辺の環境保全のために工夫が必要です。

米原子力空母横須賀に配備へ 放射能災害への備えは?

米海軍横須賀基地は、当町の中心からわずか7キロの距離にあり、一たび放射能事故が起これば甚大な被害をこうむることは必至です。住民の安全が守られるのか、不安があります。横須賀市では4カ所だった放射能のモニタリング施設が国の予算で、現在では市内10カ所にふえています。葉山町でも国に対して、せめて放射能の観測をする常設のモニタリングの施設だけでも要求できないものでしょうか。町長は機会をとらえて国に要求していきたいと述べられました。

ジョージワシントン

大災害への備えて 地区ごとのハザードマップを

活断層あるいは土砂災害への危険度を示す地すべりや土石流、急傾斜地などの危険度を示した詳細なハザードマップが必要なのではないか、町民の命と財産を守る上で役立てるようにするべきではないかこれまでも主張してきました。最近、世界各地で激しい気象状況から、甚大な被害が起こっており、もはや、プライバシー云々の問題ではすまされないと感じます。起こってしまってからでは遅いので事前にできることをしておくべきだと思います。町長は生命・財産を守る、安心安全のまちづくりは絶対に必要なことなので、取り組んでいきたいと述べられました。

ごみ問題 ゼロ・ウェイストって?

2市1町広域化協議会から正式に離脱

町長は2市1町のごみ処理広域化協議会から離脱することを、5月16日、横須賀、三浦両市に正式に伝えたことを明らかにしました。そして、5月31日をもって2市1町ごみ処理広域化協議会は解散となりました。葉山町は森町長の選挙公約どおり、広域処理を止め、ごみ処理の原則である自区内処理(ごみは出来るだけ身近で処理すること)を目指すことになりました。

ゼロ・ウェイスト目指して

そのためには、徹底したごみの資源化、減量化を進め、環境にもやさしいごみ処理を追求しなければなりません。具体的な施策として、町長は6月16日議員懇談会を招集して、「葉山町ゼロ・ウェイストへの挑戦」を提示しました。基本方針は4つのL、「Local(地域主義)」「Low Cost(低コスト)」「LowImpact(環境負荷が低い)」「Low Tech(最新の技術に頼らない)」で、「施設ありき」のごみ政策から、安価で柔軟な「プログラム改善重視型」の政策へと転換を図るものです。

葉山町は「ごみゼロ」を目指します

議会では 新生ごみ問題特別委員会発足

これを受けて、町議会では、これまでの「広域組織が立ち上がるまで」を目処にしていたごみ問題特別委員会を解散し、葉山町が直面しているごみ問題に取り組むため、新たなごみ問題特別委員会を立ち上げました。これまで、要求しても出てこなかった数値を含む資料等を請求し、現状把握から始めます。次回の委員会は9月初旬の予定です。

議員有志14名で町田市の視察に

議員有志14名で市民の発意を中心に「ごみゼロまちだ」をスローガンに取り組んでいる、町田市を視察に行ってきました。町田市で市民と行政が一体となって取り組む6項目とは、

  1. 家庭生ごみの全量資源化を計画的に進める。
  2. プラスチックごみの減量、資源化は、できることから始める。
  3. 発想の転換で、資源化の新しい広場・しくみをつくる。
  4. まず「ごみゼロ市役所」を実現する。
  5. 見て、触れて、感じる環境教育を実践する。
  6. 市民が市民に話しかける「ごみゼロの風」を継続する。

お任せではないひとりひとりの認識が、環境を守るのだと感じます。

みなさんから説明を受けました

マンション用コンポスト

説明をしてくださった事務局の方

ゼロ・ウェイスト宣言の町 上勝町(徳島県)に行ってきました

ゼロ・ウェイストって何?多くの方がそう思われると思います。「ゼロ・ウェイスト」とは「無駄、浪費、ごみをなくす」という意味で、ごみになるようなものを「作らない」「使わない」という理念です。徳島県上勝町は人口2,010人の四国で一番小さな山間の町、元は林業の町でしたが、今では高齢化率約50%、過疎と高齢化が進んでいます。そんな小さな町ですが、「持続可能なまちづくり」を世界に発信できることを目指しています。「葉っぱビジネス」と呼ばれる、お料理に添えられる「つま」を全国に販売して、大きな収益を上げていることでも有名です。
実は上勝町では、平成9年まで、ごみ処理場を持たず、野焼きにしていました。ごみ処理のような非生産的なことに税金を使使ってはならないと言う歴代町長の信念があったからでした。しかし、法律やダイオキシン規制によって、野焼きができなくなり、徐々に分別数を増やして、資源化し、平成15年「ゼロ・ウェイスト宣言」を行い、リユースの拠点や工房を開設してきたのです。生ごみはコンポストと電動生ごみ処理機によって全量をリサイクルしています。現在は34分別で、リサイクル率は実に75.5%に達しているとのことです。
ゼロ・ウェイストの先駆者として、生産段階から、処理に困らない製品を作ること、また、多くの自治体がゼロ・ウェイストに取り組むことを求めて、全国に情報を発信しています。多くを学んだ視察でした。

ゴミステーションに持ち込み方式で

34に分別されているゴミ

説明を受けています

住民の人がここへ来て分別しています

さまざまな分別

瓶も細かに分類される

段ボールの説明をする上勝町の人

くるくるショップ

くるくるショップ、リサイクルの結果

古新聞を束ねる紐もビニールではない

家庭に配布されているコンポスト

大型コンポスト

住民の方々の思い


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